本記事では、実際にワイモバイルを契約して3年以上の私がワイモバイルのデメリット・注意点を解説します。
ワイモバイルは通信速度が快適で店舗も多いため、格安SIMで契約者数は最多です。
しかし、特に大きなデメリットもありますので、十分注意して契約しましょう。
ワイモバイルの重大なデメリット
ここから、ワイモバイルのデメリットを解説します。
- 料金は他MVNOより高い
- 通信速度の低速切り替え不可
- 3~15GBの間のプランが無い
- アプリで通話料が半額にならない
- ソフトバンクからの乗り換えが損
特に最初の3つは注意が必要です。
料金は他MVNOより高い
まず、料金は他のMVNOより高いです。
他の格安SIMとの比較
ワイモバイルはドコモ・au・ソフトバンクよりは料金がかなり安いですが、他のMVNOには最も安いキャリアもあります。
<シンプルS/M/Lの料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB 1年間:5GB | 15GB 1年間:20GB | 25GB 1年間:30GB |
月額 料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
家族割・ おうち割 適用後料金 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
制限時の 最大速度 | 最大 300kbps | 最大 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 10分かけ放題:+770円 かけ放題:+1,870円 |
※税込
※データ容量は1年間無料で増量
例えば私も契約中のOCNモバイルONEは、音声3GBプランが月990円です。
ワイモバイルは通常2,178円なので、2倍以上高いですね。
他にもIIJmioは月4GBで1078円ですし、BIGLOBEモバイルは月3GBのプランが1年間月770円です。
また、ワイモバイルと同じキャリアのサブブランドであるUQモバイルよりも高いです。
選べるデータ容量はワイモバイルと同じですが、料金はワイモバイルよりも安いです。
<1回線契約時の料金比較>
ワイモバイル シンプルS/M/L | UQモバイル くりこしプラン | |
---|---|---|
S | ¥2,178 | ¥1,628 |
M | ¥3,278 | ¥2,728 |
L | ¥4,158 | ¥3,828 |
次章で解説するように、UQモバイルには低速モードへの切り替え機能もあります。
プランM・Lならいつでも最大1Mbpsで使い放題になるので、その点ではワイモバイルより優れています。
家族割・おうち割なら安くなる
ただし、ワイモバイルも家族割・おうち割光セットを適用すれば更に安くなります。
家族割・おうち割適用後の料金は以下のとおりです。
<家族割・おうち割適用時の料金>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 (通常) | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
月額料金 (割引後) | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
※税込
※家族割は2回線目から
3GBプランも月990円で使えるようになり、他のMVNOに肉薄します。
家族割が適用されるのは2回線目以降ですが、おうち割なら全回線に割引が適用されます。
UQモバイルは光回線・でんきとのセット割はありますが、家族割はありません。
2回線以上契約する場合はUQモバイルよりワイモバイルのほうがお得です。
その他のワイモバイルのメリット
また、ワイモバイルは全国に店舗があるのも魅力です。
他のMVNOは基本的にネットで全てを完結する必要があります。
ワイモバイルは全国に2000以上の店舗があり、困ったときに駆け込めるのは安心です。
「スマホはよくわからない」「店舗があったほうが安心」という方はワイモバイルを選びましょう。
また、ワイモバイルは通信速度が速いのも魅力です。
私も毎月通信速度を測定していますが、一日中速いです。
他のMVNOは料金が安い分だけお昼や夕方に速度が遅くなり、通常使用にも支障が出ます。
お昼や夕方でも快適に使いたい方はワイモバイルを選びましょう。
通信速度の切り替え不可
ワイモバイルには低速モード・節約モードがありません。
他の格安SIMキャリアには、データ通信速度をアプリなどで高速・低速に切り替える機能があります。
「低速に切り替えればデータ容量を消費しない」というサービスです。
しかし、ワイモバイルにこの通信速度を切り替えるサービスはありません。
以前はそれほど大きな影響はなかったのですが、プランM・Lが制限時も最大1Mbpsで通信できるようになってからは大きなデメリットになりました。
ワイモバイルのプランM・Lは容量を使い切ったあとも最大1Mbpsで使えるのですが、UQモバイルは節約モードをONにすれば使い切る前から最大1Mbpsで使えます。
使い切る前に最大1Mbpsを活用することで、高速通信容量を温存できるのです。
一方、ワイモバイルは高速通信容量を使い切った後にしか最大1Mbpsで通信できません。
- UQモバイル:節約モードあり
→普段から最大1Mbpsで通信可 - ワイモバイル:節約モードなし
→最大1Mbpsは容量超過後のみ
この点はUQモバイルの方が優れていますね。
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3~15GBの間のプランがない
ワイモバイルは2021年2月から「シンプルS/M/L」がメインとなりました。
以前より安くなり、大容量プランも選べるようになったのはメリットですが、3GB~15GBの間がポッカリと空いてしまいました。
<シンプルS/M/Lの料金表>
プラン | S | M | L |
---|---|---|---|
データ 容量 | 3GB 1年間:5GB | 15GB 1年間:20GB | 25GB 1年間:30GB |
月額 料金 | ¥2,178 | ¥3,278 | ¥4,158 |
家族割・ おうち割 適用後料金 | ¥990 | ¥2,090 | ¥2,970 |
制限時の 最大速度 | 最大 300kbps | 最大 1Mbps | |
通話料 | 22円/30秒 10分かけ放題:+770円 かけ放題:+1,870円 |
※税込
※データ容量は1年間無料で増量
詳細:シンプルS/M/L
私もそうなのですが、3GBでは足りない方はプランM(月15GB)を選ばざるを得ません。
それでも月3,278円(家族割・おうち割なら月2,090円)なのでかなり安いのですが、毎月大量のデータを余らせるのはなんだか損した気分になりますね。
3GB~10GBの方は他のMVNOも検討しましょう。
例えばOCNモバイルONEは速度も速く、料金も安いです。
アプリで通話料が半額にならない
ワイモバイルには「専用アプリから電話をすれば通話料が半額になる」という機能がありません。
通所の通話はもちろん、10分かけ放題オプションをつかた場合も10分を超えた通話は通常料金(22円/30秒)になります。
他の格安SIMでは、通話料が自動で半額の11円/30秒になるサービスがあります。
以前は専用アプリからかける必要がありましたが、現在は標準の電話アプリでも半額の対象になりました。
よく電話をする方は10分かけ放題に加入した上で、10分おきに一度切れば無料になります。
ただし、あまり現実的ではありません。
月額1,870円で無制限かけ放題になる「スーパーだれとでも定額(S)」も検討しましょう。
Softbankから乗り換えは損
ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社です。
そのため、ソフトバンクから番号そのまま(MNP)でワイモバイルに乗り換えた場合、ちょっと損です。
ワイモバイルはオンラインサイトで乗り換え手続きをすると、キャンペーンにより端末価格が割引になったりPayPayが還元されたりします。
しかし、ソフトバンクから乗り換えの場合は対象外のものが多いです。
ソフトバンクに比べると月額料金は大きく節約できますが、キャンペーン適用外なのはやや損した気分がしますね。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順と、一番お得な乗り換え方法は下記記事にまとめています。
ソフトバンクでおうち割を適用していた方は、ワイモバイルでも同様にセット割が適用できます。
▼Ymobileの契約はこちら▼
逆にワイモバイルのメリットは?
ワイモバイルのメリット一覧
ここまでワイモバイルのデメリットを解説してきました。
しかし、私はワイモバイルを3年以上使っており、大変満足しています。
実際に使って感じたメリット・おすすめポイントは以下の通りです。
- 大手3社より料金がかなり安い
- 格安SIMで契約者最多の安心感
- 家族割・おうち割がお得
- 通信速度が速い、お昼も快適
- データくりこしが可能に
- 同一料金で5G/eSIMが使える
- M・Lは容量超過後も1Mbps
- 最低利用期間/違約金なし
- 全国に2,000店舗以上ある
最大のおすすめポイントは?
最大のメリットは料金の安さです。
例えばiPhone12を使う場合で比較すると、ソフトバンクと比べると2年間で最大17万円も安いです。
最も差が小さい場合でも7万円お得なので、乗り換えない手はありません。
また、通信速度は本当に速くて快適です。
私も速度を毎月計測していますが、最も混雑するお昼の時間帯でも35Mbps以上出ています。
さらに高速な5Gも無料で使えるようになりましたし、eSIMも選べるようになりました。
また、全国に2,000店舗以上あるのは初めての方に安心ですね。
この店舗数は格安SIMでダントツのトップです。
また、以前は余ったデータの繰越ができないのが最大のデメリットでしたが、2021年からデータくりこしが可能になりました。
ワイモバイルのメリット・私のおすすめポイントは下記記事に詳しくまとめています。
ワイモバイルのキャンペーン情報
ワイモバイルのメリット・デメリットを理解した上で契約しようと思われた方は、必ずキャンペーン・セール情報を確認してください。
特にキャンペーンは複雑なので、特典を取り逃がさないようにしましょう。
最新のキャンペーンと一番お得な申込方法はこちらにまとめています。
UQモバイルもおすすめ
UQモバイルの特徴
UQモバイルは、ワイモバイルに並んで私が最もおすすめする格安SIMキャリアです。
私はワイモバイルをメインで契約していますが、通話をほとんどしない方はUQモバイルでも良いでしょう。
- 1回線ならワイモバイルより安い
- Ymobileと同等に速度が速い
- 余ったデータは繰り越し可能
- 低速モードあり
- プランM/Lは低速時も1Mbps
- 店舗はまだまだ少ない
- 家族割・光セット割なし
- 複数SIMでの容量シェア不可
- キャリアメール・留守電有料
ワイモバイルとの比較
UQモバイルは、ワイモバイルと同じくキャリアのサブブランドなので、基本的にはワイモバイルと似ています。
契約が1回線だけなら料金はUQモバイルの方が安いです。(2回線以上はワイモバイルが安い)
また、UQモバイルにはワイモバイルにはない節約モードがあります。
ワイモバイルもプランM・Lは速度制限時に最大1Mbpsで通信できますが、UQモバイルはそれに加えて節約モードON時でも1Mbpsです。
UQモバイルは公式サイトから申し込めば、お得なキャッシュバックも貰えます。
是非利用してください。
▼UQはデータ繰り越し可能▼
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ただし留守電やキャリアメールが有料だったり、細かい点でワイモバイルに劣る部分も多いです。
また、家族割・光セット割がないので、2回線以上契約する場合や自宅に固定回線を引く場合はワイモバイルのほうがお得です。
UQモバイル契約前に必ず下記記事をチェックしてください。
3つのデメリットが気にならないならワイモバイルはおすすめ
以上、ワイモバイルのデメリットの解説でした。
本文中で解説したデメリットが気にならないなら、ワイモバイルは最もおすすめのキャリアです。
私も4年近くメインで契約していますが、かなり満足しています。
ワイモバイルの申し込みはワイモバイル公式サイトでどうぞ!
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▼Ymobileの契約はこちら▼
一方、デメリットが気になる方はUQモバイルも検討しましょう。
▼UQはデータ繰り越し可能▼
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