本記事では、楽天モバイルMVNO(ドコモ回線・au回線)から他社にMNP転出する手順や注意点を解説します。
また、あわせておすすめのMNP転出先も解説していますので参考にしてください。
楽天モバイルからMNP転出する手順
楽天モバイルのドコモ・au回線からMNP転出するためには、以下の5つの手順が必要です。
- MNP予約番号を発行
- 転出先で契約手続き
- SIM到着・回線切り替え
- APN設定
- SIM返却
これから、上記の手順について解説していきます。
MNP予約番号を発行
まずは楽天モバイルでMNP予約番号を発行してもらいましょう。
MNP予約番号とは、番号そのままで楽天モバイルから他社に転出する場合の引き継ぎ番号のようなものです。
MNP予約番号はマイページ「メンバーズステーション」から発行します。
楽天モバイル店舗や電話では発行できません。
MNP予約番号の発行手順
1.メンバーズステーションにログイン
2.「会員メニュー」→「登録情報・設定変更」→「MNP予約番号発行・確認」を選択
あとは画面に従ってすすめていけばOKです。
MNP予約番号はあとから発行
ただし、手続き後すぐにMNP予約番号が発行されるわけではありません。
申請した時間によって発行されるタイミングが異なります。
- AM10時まで:当日12時に発行
- AM10時以降:翌日12時に発行
上記の時間になったら再度メンバーズステーションにログインし、「MNP予約番号発行・確認」を選択するとMNP予約番号が確認できます。
また、メールでもMNP予約番号がメールが送られてきます。
指定の時刻よりも前にメールが届いたという口コミもありますね。
転出先で契約手続き
MNP予約番号を発行した後は、転出先のスマホキャリアで契約手続きをします。
ただし、予約番号には有効期限があり、発行後15日以内に転出を終えなければなりません。
そのため、各スマホキャリアでは手続きに「期限の残りが○日以上」「発行から○日以内」といった制限があります。
楽天モバイルで予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
ただし、店舗で手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
SIM到着・回線切り替え
転出先のキャリアで契約を終えSIMカードが届いたら、回線切り替え手続きが必要です。
回線を切り替えるまでは楽天モバイルのSIMカードが使えます。
回線切替が完了すると回線が新しいキャリアに切り替わり、楽天モバイルは正式に解約されます。
回線切り替えの手順は各キャリアによって異なります。
APN設定
MNP転出後も楽天モバイルで使っていた端末をそのまま使う場合には、端末のAPN設定が必要です。
APN設定(プロファイルのインストール)とは、手持ちのスマホで新しいキャリアのデータ通信をするための設定です。
SIMカード返却
APN設定を終えると手持ちのスマホでデータ通信や通話ができるようになります。
これまで使っていた楽天モバイルのSIMカードは、楽天に返却が必要です。
SIMカードの返却先は以下の通りです。
〒143-0006
東京都大田区平和島3-5-1 B棟2F
楽天モバイル SIM返却係
返却の送料は各自負担が必要です。
ただし、返却しなくてもペナルティなどはありませんので、自身でハサミをいれて破棄してもよいでしょう。
私も破棄しましたが何の問題もありませんでした。
MNP転出時の補足・注意点
予約番号の発行タイミング
MNP予約番号は電話で発行申請後、あとからメールで送られてきます。
その際、発行申請のタイミングによって発行されるタイミングが異なります。
- AM10時まで:当日12時に発行
- AM10時以降:翌日12時に発行
できるだけAM10時までに申請しましょう。
MNP転出手数料は無料
楽天モバイルのドコモ・au回線からMNP転出する場合、MNP転出手数料は無料です。
以前は税込3,300円のMNP転出手数料がかかっていましたが、2021年3月から無料になりました。
最低利用期間/違約金に注意
楽天モバイルの音声通話SIMには最低利用期間と違約金がありました。
2019年10月にルールが変更されたため、最低利用期間と違約金はプランと契約日によって異なります。
ただし、すでに最も期限の長い最低利用期間も過ぎているため、これから解約/MNP転出する方の全員が違約金なしで乗り換え可能です。
<最低利用期間と違約金>
プラン | 契約日 | 最低利用期間 |
---|---|---|
スーパー ホーダイ | ~2019年 9月 | 1・2・3年から 選択 |
2019年 10月~ | なし | |
組み合わせ プラン | ~2019年 9月 | 12ヶ月 |
2019年 10月~ | なし |
スーパーホーダイも組み合わせプランも、2019年10月以降に契約した方は最低利用期間も違約金もありません。
一方、2019年9月末までに契約した方は最低利用期間が設定されています。
組み合わせプランの最低利用期間は12ヶ月です。
組み合わせプランは最終申込日から12ヶ月以上経過しているため、契約者全員違約金はかかりません。
スーパーホーダイは1年・2年・3年を自分で選択しているはずです。
ただしすでに2019年9月末から3年以上経過していますので、これから解約・MNP転出しても最低利用期間はかかりません。
月途中の転出でも全額請求
月の途中にMNP転出した場合も、最終月の基本料金は全額請求されます。
日割り計算はされません。
また、通常の解約の場合、16日以降に手続きすると解約月は翌月末となります。
しかしMNP転出の場合はMNP転出が完了した日(=回線切り替え完了日)を含む月が解約月になります。
16日以降に転出が完了しても、解約月は当月です。
MNP予約番号の有効期限
繰り返しになりますが、楽天モバイルで発行したMNP予約番号には有効期限があります。
MNP予約番号自体の有効期限は15日です。
15日間内にMNP転出手続きを全て完了しなければなりません。
そのため、各キャリアにオンラインでMNP転出する場合は、「番号発行から○日以内」や「残り日数が○日以上」といった条件があります。
楽天モバイルで予約番号を発行した後は、すぐに手続きをしましょう。
ただし、店舗で手続きする場合はほとんどの場合で即日開通しますので、この限りではありません。
転出後はSIM返却が必要
こちらも繰り返しになりますが、楽天モバイルからMNP転出した後にはSIMカードの返却が必要です。
返却しなかったからといってペナルティはありませんが、余裕があれば返却しましょう。
SIMカードの返却先は以下の通りです。
〒143-0006
東京都大田区平和島3-5-1 B棟2F
楽天モバイル SIM返却係
返却の送料は各自負担が必要です。
端末の残債は継続支払い
楽天モバイルの端末代金支払いは24回払いもできますが、これは支払いに登録したクレジット会社の分割支払機能を使っています。
楽天モバイルからの請求が24回に分かれるわけではありません。
よって、MNP転出が完了し楽天モバイルを解約した後も端末代金の残債はクレジットカード会社から継続して請求されます。
即日MNP転出できる?
楽天モバイルから他社に乗り換える際、即日で転出が可能です。
手順は以下の通りです。
- AM10時までに予約番号発行手続
- 当日12時頃にMNP予約番号が発行
- 乗り換え先の店舗でMNP転入
まず、AM10時までにMNP予約番号発行手続きをしないと、予約番号は当日中に発行できません。
手続きしたい日の前日の10時以降に予約番号発行手続きをしておくのがおすすめです。
遅くとも12時までにはMNP予約番号が発行されますので、発行後に乗り換え先の店舗(または家電量販店内の受付カウンター)に行き、手続きしてください。
店舗なら即日に転入手続きや回線切り替えが完了し、SIMが使えるようになります。
なお、来店予約できる場合は必ず来店予約をしておきましょう。
おすすめのMNP乗り換え先は?
楽天モバイルから他社に乗り換える場合のおすすめの格安SIMキャリアは以下の4社です。
おすすめ乗り換え先 | |
---|---|
1 | 楽天モバイル |
2 | IIJmio |
3 | UQモバイル |
4 | mineo |
楽天モバイルは月額3,278円で容量使い放題・国内通話かけ放題と大変お得です。
ただし、自社回線エリアは他キャリアよりも狭いです。(2022年10月時点で約98%)
自社回線エリア外でもパートナー回線を利用可能ですが、月5GBまでという制限があります。
自社回線エリア外にお住まいの方はIIJmio・UQモバイル・mineoがおすすめです。
特に料金にこだわる人はIIJmioのタイプDがおすすめです。
各キャリアの詳細やメリット・デメリットは下記記事にまとめています。
楽天モバイルからMNP乗り換えまとめ
以上、楽天モバイルからMNP転出する手順や転出手数料、予約番号に関する解説でした。
本記事をよく読み、損をしないようにMNP転出しましょう。
楽天モバイルからMNP転出する場合は本記事で紹介したキャリアなら通信速度は非常に快適です。
ぜひMNP転出で快適な格安SIMライフを過ごしてください!