本記事では、楽天モバイルUN-LIMITのeSIMをiPhoneで使う手順とお得な活用方法を解説します。
iPhone12・iPhone 12 miniを含め、最近のiPhoneではeSIMも使えます。
楽天モバイルのeSIMは1年間無料でデータ使い放題なので、iPhoneで通常SIMと併用すればかなりお得です。
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iPhoneで楽天モバイルのeSIMを使う
eSIMとは
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIMカードのことです。
通常は下の画像のように、SIMカードを使うのが一般的です。
契約内容などを記録したSIMカードをスマホキャリアで発行してもらい、届いたらスマホに入れて通信します。
しかし、eSIMはもともとスマホ内にSIMカード(のようなもの)が埋め込まれています。
ネット上でこのSIMカードに契約情報を書き込むことで、SIMカードを入れなくても通話やデータ通信ができるようになります。
通常は契約後にSIMカードが届くのを待つ必要がありますが、eSIMならネットで手続きするだけですぐに通信できるのがメリットです。
iPhoneはeSIM対応
実は、iPhoneもeSIMが使えます。
日本で発売されたiPhone XS・XR以降の機種は、全てeSIMに対応しています。
もちろんiPhone12・iPhone12miniやiPhone12 Pro・iPhone12 Pro MaxもeSIMが使えます。
XS・XR以降の機種は、通常のSIMに加えてeSIMも併用できます。
eSIMを使っている方はまだまだ少ないですが、うまく使えばお得に・快適にiPhoneが使えます。
データ使い放題で1年間無料
楽天モバイルUN-LIMITはeSIMの発行が可能です。
楽天モバイルの料金プランは、物理SIMでもeSIMでも月2,980円でデータ使い放題・通話し放題のプランです。
楽天モバイルの回線エリアはまだ限られますが、エリア内なら容量無制限で高速通信ができます。
エリア外でも月5GBまで高速通信が使えます。
- エリア内:データ使い放題
- エリア外:月5GBまで(制限後も最大1Mbps)
しかも、現在キャンペーンを実施しており、楽天モバイルUN-LIMITは月額料金が1年間無料です。
最低利用期間や違約金はありませんので、無料期間が終わって万が一サービスに満足できない場合は違約金なしで解約できます。
データ使い放題・通話し放題で1年間無料、解約も自由となればかなりお得です。
さらに最大26,300円分のポイントが還元されるなど、常時様々なキャンペーンを実施しています。
楽天モバイルを活用しない手はありません。
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契約を最小プランに
では、具体的にどのように活用すればお得でしょうか。
おすすめは、現在契約中のSIMと、新たに契約した楽天モバイルのeSIMをiPhoneで併用する方法です。
通話は現在契約中のSIM、データ通信は楽天モバイルのeSIMに設定しましょう。
- 契約中のSIMと楽天eSIMを併用
- 通話は現在のSIM、データ通信は楽天のeSIMに
→現在のSIMのプランは最小限にできる
上記の設定では、今使っている電話番号のまま発着信ができます。
データ通信は楽天モバイルのeSIMで行えば現在契約中のSIMでデータ通信はしません。
よって、契約中のSIMを最も安いプランに変更できます。
例えばドコモならギガライト、auならピタットプラン、ソフトバンクならミニフィットプランにしましょう。
これらのSIMではデータ通信はしないので、最低限の料金しかかかりません。
データ通信は楽天モバイルで行いますが、1年間無料で使えます。
無料期間が終わった1年後のタイミングで見直しが必要ですが、1年間は非常にお得です。
格安SIM+楽天モバイルが最強
さらに料金を抑えたい方向けに上級者向けのテクニックを解説します。
現在ドコモ・au・ソフトバンクを契約中の方は、メインのSIMを格安SIMに乗り換えてはいかがでしょうか。
- 契約中のSIMを格安SIMに乗り換え
- 通話は格安SIM、データは楽天のeSIMに
→さらに料金を安くできる
例えばドコモの方は、OCNモバイルONEに変更すれば音声1GBプランが1,180円です。
ドコモのギガライトは1GB以下でも月2,980円かかるので、料金は半分以下になります。
格安SIMはデータ通信速度が遅いのがネックですが、データ通信は楽天モバイルのeSIMで行うので通信速度は関係ありません。
料金が安ければ安いほど良いです。
同様に、au回線なら500MB/1,100円のLINEモバイルや、1GB/1,180円のIIJmio(従量制プラン)が良いでしょう。
ソフトバンク回線は500MB/1,100円のLINEモバイルがおすすめです。
<おすすめの格安SIM>
キャリア | 最安料金 | |
---|---|---|
ドコモ 回線 | OCNモバイルONE | 1,180円 (1GB) |
au回線 | IIJmio (従量制プラン) | 1,180円 (1GB) |
LINEモバイル | 1,100円 (500MB) | |
ソフトバンク 回線 | LINEモバイル | 1,100円 (500MB) |
メインの回線は今のままにしておきたいという方はそのままでも良いですが、格安SIM+楽天モバイルeSIMならさらにお得にiPhoneが使えます。
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iPhoneのeSIM/デュアルSIMの設定
iPhoneはSIMロック解除が必要
eSIMが使えるのはiPhone XR・iPhone XS以降の機種です。
- iPhone12・12 mini
- iPhone12 Pro・Pro Max
- iPhone SE 第2世代
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro MAX
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
また、楽天モバイルのeSIMは、SIMフリーのiPhone、またはSIMロック解除済みのiPhoneでしか使えません。
ドコモ・au・ソフトバンクで買ったiPhoneは事前にSIMロック解除しましょう。
SIMロック解除すれば楽天モバイルのeSIMが使えるようになります。
SIMロック解除の手順はこちらを参考にしてください。
eSIMの契約手順
続いて、楽天モバイルのeSIMの申し込み手順を解説します。
手続きは楽天モバイル公式サイトで進めます。
eSIMの申し込み手順
1.楽天モバイル公式サイトにアクセス
2.画面上部の「お申込み」を選択
注意事項を確認し、チェックを入れて「お申し込み画面に進む」をタップ
楽天ID・パスワードを入力してログイン
プランは一つしかありません。
右下の「プランを選択する」をタップします。
次の画面で、必要に応じてオプションを選択してください。
無料オプションには最初からチェックが入っています。
eSIMを申し込む場合は、ここでSIM種別の変更が必要です。
SIMカードタイプの下の「変更する」をタップします。
次の画面でeSIMを選択してください。
最後に「この内容で申し込む」を選択してください。
次に本人確認書類をアップロードします。
ここで注意が必要です。
アップロード可能な画像ファイルは5MB以下のため、比較的高機能なスマホで写真を取ると5MBを超えてしまいます。
あらかじめ5MB以下のファイルを用意しておきましょう。
私は写真サイズが7MBあったためファイルがアップロードできずに、つまづきました。
次の画面で、MNPか新規契約かを選びます。
新規契約の方は、3つ表示された番号からお好きな電話番号を選んでください。
MNPの方は「現在の番号を引き継ぐ(MNP)」を選択します。
今使っている番号を残す場合は、新規契約でOKです。
続いて、配送先情報を選択します。
基本的には楽天IDに登録されている自宅の住所が入力されます。
また、配送日・時間が選べます。
私は5月5日のお昼に手続きして、最短配送日は5月7日でした。
次の画面で申込内容が再度表示されます。
ここで内容を確認してください。
また、紹介特典を利用する方はここで入力します。
1,000円分のポイントが貰えますし、他のキャンペーンとも併用可能です。
最後に、支払い方法を選びます。
楽天カードをお持ちでない方は必ずこちらから発行しましょう。
楽天カードなら支払金額に応じて1%の楽天ポイントが貯まりますし、端末代金の分割手数料も無料です。
もちろん年会費などは無料です。
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申込みが完了すると、登録されたメールアドレスに確認メールが送られます。
また、eSIMはその場で使えるようになるのではなく、設定用のQRコードが書かれた用紙が自宅に届いてから設定が必要です。
eSIM用QRコードは指定日に自宅に届きますが、それまでは「my 楽天モバイル」で状況を確認できます。
▼実際に届いた冊子▼
eSIMの本人確認
冊子が届いたら、まずは本人確認が必要です。
届いた冊子の裏面のQRコードをスマホで読み取ります。
iPhoneの場合、カメラアプリでQRコードをかざせば読み取りができ、上部にURLが表示されます。
それをタップすればMy 楽天モバイルへのログイン画面に遷移します。
▼iPhoneはカメラアプリで▼
これで本人確認が終了です。
iPhoneでeSIMを設定する手順
回線の開通
続いて、回線の開通手続きを行います。
この作業は、eSIMを入れたいiPhone以外のPC・スマホ・タブレットで行いましょう。
eSIMを入れたいスマホ本体ではQRコードを読み取れないため、私はPCで手続きしました。
my 楽天モバイルにアクセス、ログイン
申し込み番号をタップ
「楽天回線の開通手続きを行う」をタップ
すると、QRコードが表示されます
このQRコードを、eSIMを設定したいiPhoneで読み込んでください。
APN設定
続いて、iPhoneでeSIMの取り込みとAPN設定をします。
my楽天モバイルで表示されたQRコードをカメラで読み取ると、下記のように表示されますので、「続ける」をタップします。
次に表示される「モバイル通信プランを追加」をタップします。
次に、設定 → モバイル通信をタップし、楽天モバイルの電話番号の方をタップします。
私の場合、名称は「副回線」でオフになっていました。
ここから色々設定していきます。
変更するのは以下の3つです。
まず、わかりにくいので副回線という名前を変更します。
私は「Rakuten eSIM」としました。
続いて、音声通話とデータをタップし、「LTE」にチェックを入れます。
さらに「VoLTE」をオンに変更します。
続いて、「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップします。
モバイルデータ通信のAPN欄に「rakuten.jp」を入力します。
また、その下の方のインターネット共有欄にも同じく「rakuten.jp」を入力します。
設定はこの3つのみです。
それ以外は触らなくてOKです。
しばらくすると左上に「Rakuten」と表示され、データ通信ができるようになりました。
念のため、データ通信や通話ができるか確認してください。
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データと通話でSIMを分ける方法
iPhoneにeSIMが取り込まれたら、現在契約中の物理SIMもセットします。
その後、下記に従って設定を行ってください。
1.「設定」→「モバイル通信」を選択
2.「モバイルデータ通信」をタップし、楽天モバイルのeSIMを選択
3.同じ手順で「デフォルトの音声回線」をタップし、現在契約中の物理SIMを選択
iPhoneで楽天モバイルのeSIMを使おう
以上、iPhoneで楽天モバイルのeSIMを活用する方法と設定手順の解説でした。
楽天モバイルのeSIMは高速通信が使い放題で、料金も1年間無料です。
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是非利用してください!
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楽天モバイルUN-LIMITの詳細や注意点はこちらにまとめています。